予防歯科 |
リスク10.食いしばりと歯ぎしり 通常、上下の歯には2~3mmの隙間があり(安静空隙)、接触するのは物を食べるときくらいのものです。ところが、常に上下の歯を接触させていると歯に強い負担がかかり、さまざまな問題が生じてしまいます。この癖を食いしばり(クレンチング)といい、歯が徐々にすり減って短くなると同時に本来の歯の突起や溝がなくなり、平坦な構造になります。さらに、歯肉がやせて歯の根の部分が露出すると、歯自体が崩壊する原因ともなるため注意が必要です。また、就寝中によく見られる歯ぎしりも、食いしばりと同様の問題が生じてしまいます。結果的に、歯の外側の最も硬く丈夫な部分が失われ、内部の弱い部分が露出してしまうため、虫歯になりやすくなるのです。 リスク11.不良修復物と不良補綴物 虫歯になった歯には、虫歯になるだけの理由が必ずあります。また、虫歯の治療にはいくつものステップがあり、そのいずれかの過程で生じた若干の誤差や誤りが、最終的に大きな問題となって残る場合があります。特に、歯科医がその問題点に気付くことなく治療を終えてしまうと、その歯は再び虫歯になる可能性が高いといえます。従って、残念ながら一度虫歯になったすべての歯を元の状態に戻すのは、不可能ということになります。 |
診療科目 |
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