口臭外来 |
Lab色空間を用いた舌の色調 医療法人慶生会 ひぐち歯科クリニック1) 【結果】 舌背中央部が最も白く、この部分の舌苔付着量が多いと考えられた。舌の赤みは舌尖部で強く、黄色みは部位による変化が少なかった。 舌背の中央部が白い症例は他の部位も白い傾向にあり、舌背の中央部が白くない症例は他の部位も白くない傾向にあった。 刺激時唾液分泌量や昼食後のvisual analogue scale(VAS)値、舌背部のBANAテスト値、BBチェッカーによる口腔内臭気値、唾液白濁度が舌の白さと弱い正の相関を示した。一方、状態不安尺度(STAI-1)と初発年齢は弱い負の相関を示した。 重回帰分析では、刺激時唾液分泌量、口蓋扁桃部と舌背部のBANAテスト値の順で舌の白さに対して関連性があることがうかがえた。自他覚的な口臭の強さが舌の白さに寄与する程度は低かった。 口臭治療により自他覚的な口臭の程度は軽減したが、舌背中央部の白さには変化が認められなかった。 |
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