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 口臭外来

■第3回 口鼻臭臨床研究会 発表内容②

生理的口臭に対する治療時の嫌気性菌の変動

                             ひぐち歯科クリニック 樋口 均也

[目的]

自臭症患者にみられる生理的口臭は口腔生理機能の低下から舌苔中の嫌気性菌の活動が亢進することに生じると考えられる。

口臭治療により嫌気性菌がどのような変動を示すのかはあまり明確にされていない。

本研究では、生理的口臭に対する治療の前後での嫌気性菌の変動を測定する手 段としてBANA分解活性を指標に用い、定量的な検討を加えた。

[方法]

2005年9月より2008年5月までの間に口臭を主訴としてひぐち歯科クリニックに来院した患者のうち、

病的口臭を除いた125名の生理的口臭患者を調査対象とした。

治療法は口腔生理機能の改善、口臭に対する不安への対処、二酸化塩素製剤の使用である。

初診時と3週間後、6週間後の計3回口臭に関連する諸試験を行った。

すなわち、口臭測定として官能検査とBBチェッカー(タイヨー)、

唾液検査としてCAT21とチェックバフ(いずれもモリタ)、嫌気性菌検査としてバナペリオ(住友製薬)である。

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