小児歯科 |
この研究は九州大学医学部衛生学講座の神田三郎先生が、福岡県のある小学校の4年生を対象に6年生までの2年半の間、追跡調査をしたものです。研究対象となった児童は4年生全体の464人のうち、虫歯や歯肉炎はあるが他の病気はなく、体格や知能が中程度である120名です。彼らを「実験群(歯を治してよく噛むよう指導を受けたグループ)」と「対照群(特に何もせず現状を維持するグループ)」とにランダムに分け、研究を行いました。 また、「実験群」は虫歯や歯肉炎など口の中の問題を全て解決し、定期的に検診を受ける他、授業中の姿勢を正してよく噛むよう指導も行っています。その環境で小学校6年生の10月まで追跡調査した結果、興味深いデータが出ました。即ち両者の差が顕著に見られた調査項目と、逆に明確な差が現れなかった調査項目があったのです。結果は以下の通りです。 「実験群」の方が「対照群」より良好な結果となった調査項目 ・胸囲と体重 「実験群」と「対照群」ではっきりとした差が出なかった調査項目 ・身長、座高 |
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