インプラント |
舌の下方すなわち口の底の部分である「口底」には、舌下動脈やオトガイ下動脈が走行しています。インプラントを埋入する際、インプラント先端部が誤って舌側の骨の外に出てしまうと舌下動脈やオトガイ下動脈が傷つき、場合によっては死亡事故に至るケースもあります。手術中は局所麻酔薬に含まれる血管収縮作用により大きな出血が生じにくいものの、手術終了後に大量出血する場合があります。その際には、内出血した血液が粘膜下に溜まって舌を上後方に持ち上げ、のどを塞いでしまって窒息するケースがあるのです。 このような問題は、下顎骨の舌側下方が薄い場合に起こりやすいのですが、手術前にCT撮影を行って三次元的に下顎骨の形態を確認しておくことにより、危険性を軽減させることができます。 |
診療科目 |
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