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 インプラント

■インプラントの危険性 下顎管②

またインプラントの長さを決める場合には、「下顎管」の存在を考慮に入れる必要があります。下顎臼歯部(4番から8番まで)の骨の中には下顎管という管が後方から前方へと走行しており、その中に下歯槽動脈と下歯槽静脈、下歯槽神経が入っています。インプラントを埋入する際、誤って下顎管を傷つけてしまうと動脈性の大出血が生じるうえ、同時に神経が麻痺する事態となります。このとき、骨の中の動脈性の出血は何らかの手段で止めることができたとしても、一度傷ついて麻痺した神経は回復するのに時間がかかるため、長期にわたって歯や歯肉、下唇の感覚が鈍くなってしまうのです。同時に、しびれが切れた時のようにピリピリとした過敏な状態に陥るケースも少なくありません。

 

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