医療法人慶生会 ひぐち歯科クリニック

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  歯周治療

■歯周病Q&A②

・歯周病の進行を防ぐには?

一度付着した歯石は、専門家によるスケーリング・ルートプレーニング(SRP)という処置を受けない限り、完全に取り除くことは不可能です。また、歯石の沈着を予防するには歯科を受診して磨き残しのないブラッシングのテクニックを修得することが重要であり、定期的に口腔衛生のチェックを受けることにより、歯石のない良好な状態を維持することが可能となります。

従って、歯周病が進行し歯がなくなるという事態を食い止めるためには、歯垢と歯石の付着状況と歯周組織の状態について検査を受け、必要があれば治療を受けた上、定期的に口腔内の管理を継続する方法が非常に有効であるといえます。

・歯を抜いたままにしておくとどうなるの?

歯を抜いたまま放置すると、隣の歯が傾いてきたり、移動したり、グラグラしてきたり、噛む相手側の歯が伸びてきてしまったりします。また、物を噛む"力"は奥歯が1本なくなっただけでも全ての歯が生え揃っている場合の2割程度に減少してしまいます。さらに、食べづらくなるばかりか筋肉や顎の関節に障害をもたらす場合もあります。

・タバコは歯にも害がありますか?

タバコのニコチンは、歯周組織の血管を収縮させることにより血液の供給量を減少させる他、歯周病の原因となる細菌に対する抵抗力や治療した箇所の回復力を低下させてしまいます。その結果、気づかないまま歯周病が知らない間に進んでしまうことがあります(ニコチン性歯周炎)。従って、歯周病の予防や治療を円滑に進めるためにも、喫煙者の方には禁煙することをお薦めします。また、歯の表面にこびりついたヤニは、歯磨きでは取り切れないため綺麗にすることは困難であるといわれていますが、当クリニックの歯面清掃器〈プロフィーフレックス〉の使用により取り除くことが可能です。

 

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