口の中が火照ってつらい 
                口の中がネバネバする 
                のどがつかえた様な気持ち悪い感じがする  
                舌が痺れたような感じがして気持ち悪い 
                舌が全体に腫れている 
                このような症状があればドライマウスと考えてよいのです。ドライマウスになると口臭や舌痛症、味覚障害、口内炎、歯周病、虫歯といった問題が引き起こされます。高齢や脳卒中後などの寝たきり状態では、誤嚥性肺炎といって命にかかわる問題が生じることもあります。 
                  このようにお手上げなのですが、原因はわからなくても症状を改善する方法が実はあるのです。それは漢方薬やはり治療などの東洋医学的な治療法です。漢方治療では扁平苔癬や上顎洞炎といった病名をつけることはありません。細菌感染や自己免疫疾患といった病気の原因を調べることもないのです。 
                  漢方治療では病気や病因の検査や診断をしないで治療をするのかというとそうではありません。西洋医学的な診断はないのですが、別の方法で診断し治療します。それは「寒証」「水滞」「肝脾不和」「衛分証」「陽明病」といった漢方独特の病理診断で、このように診断することを「弁証」といいます。 
                弁証に基づいて行う治療法を「治法」といい、「疎肝健脾」「補陽」「清熱生津」などと証の改善を図ります。最終的に治法に沿うように(生薬をブレンドした)漢方薬を処方するのですが、このことを「方剤」といいます。  
                 
              
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